微差を追求すると人生が楽しくなる『微差力』斎藤一人
「不思議なものだよな」
入館ありがとうございます。ごゆるりとお寛ぎくださいまし。
「不思議なものだよな」
カチ、カチ、カチ、カチ。時計をじっと見つめる。針の進みにしばし視線を奪われた。そうだ、バイト辞めよう。私は唐突にそう思った。
「あれ、お前、いつの間にスマホ変えたの」
「さて、質問だ。君たちは総理大臣になれるだろうか」
「『モダンタイムス』って知ってるか。伊坂のじゃないぞ。チャップリンの。ほら、あの歯車でくるくるするやつ」
誰もが名前を知るような有名な一流企業に就職が決まった時、私は『これで勝ち組になれた』と感じた。
『未だ誰も見たことがないようなミステリを考えよ』
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