煩悩を静める108のお稽古『しない生活』小池龍之介
小池龍之介先生の『しない生活』という本を読んだとき、私が思い出したのは、私自身が忌むべきものだと捉えていた、人生の一時期であった。
入館ありがとうございます。ごゆるりとお寛ぎくださいまし。
小池龍之介先生の『しない生活』という本を読んだとき、私が思い出したのは、私自身が忌むべきものだと捉えていた、人生の一時期であった。
かつて、イエス・キリストは処刑から三日後に、生き返ったという。誰もがそれを奇跡だと言ったけれど、当人からしてみれば、ぞっとするような話だと...
今でも思い出せる。テレビの画面越しに見た、茶色の濁流が家を吞み込んでいく光景。何もかもがぐちゃぐちゃになって流れていくその光景は、まるで出...
「お前まだその作業してるのか! まだまだ仕事はあるのに、いったいその作業に何時間かけるつもりだ!」
人生の最期、というのを、最近はよく考えるようになった。いや、年齢的にはまだまだ先なんだけど。人生百年時代。私は、何歳まで生きるのだろうか。
金さえあればなんでもできる。私は昔からそう信じていた。お金で買えないものはたくさんある、なんてよく言うけれど、ただのきれいごとだ。世の中は...
雑談ができない。仕事上での会話は滞りなくできるのに、雑談になると、途端に口が回らなくなってしまう。そんな自分を変えたくて、僕は、本に頼って...
テレビで報道された凶悪な事件。ツイッターでは、犯人の親に対して痛烈な批判の声が呟かれ続けている。俺はそれを、苦々しい思いで見つめていた。俺...
その本には、美しい表紙が描かれておりました。淡いタッチで描かれた愛らしい二人の少女。ですが、どうしてでしょうか、どこか不穏な雰囲気も秘めら...
「この本、読んでみて。おすすめだよ」そう言って会社の上司が勧めてきたのは、一冊の本だった。タイトルには、こう書かれている。『フィンランド豊...