自分の力で学んでいく『無敵の独学術』ひろゆき
そこはまるで巨大な砂漠のようだった。道案内の標識もない。前を行く誰の背中も見えない。僕は気がつけば、そんな場所にひとり、突っ立っていた...
入館ありがとうございます。ごゆるりとお寛ぎくださいまし。
そこはまるで巨大な砂漠のようだった。道案内の標識もない。前を行く誰の背中も見えない。僕は気がつけば、そんな場所にひとり、突っ立っていた...
なんということだろう。僕はカレンダーを見て絶望した。夏休みは残りたったの3日しかない。だというのに、僕の目の前にはまだまだほとんど手つ...
就職して以来、真面目に働き続けてきた。納得できないことも、理不尽な指示も、なんでも言われたことをこなしてきた。
私が変わったのは、あの一冊の本との出会いが全てのきっかけだった。決して届かない壁に初めて出会い、もがき、力尽きて項垂れていたあの頃に、私は...
生まれてからずっと真面目に生きてきた。卑怯なことやずるいことが嫌いで嫌いで仕方がなかったし、そんなことをする奴らが全員許せなかった。その考...
ほんの数年前まで、俺は今の自分を想像すらしていなかった。会社員とは思えないほどの、自由で楽しい生活。あの頃は、そんなもの、自分には縁遠いも...
どうして俺はこんなことをしているんだろう。ふと、そんなことを考えた。どうして、俺は、今日もまたあそこに行こうとしている? あの最悪な場所に...
子どもの頃、僕は家が貧乏なのが何よりも嫌で嫌で仕方がなかった。服は他の人からもらったおさがりばかり。好きなゲームもおもちゃも買ってもらえな...
ひとりの男が机に向かい、筆を走らせている。俺が入ってきたことにも気づいていないようだ。これほど集中するとは、この男にしては珍しい。
ずっと、なんとなくで生きてきた。将来は何かしらの職に就くのだろうとは思っていたけれど、やりたいことは何もない。学校で先生から聞かれる「将来...