迷いを抱えるお客様に答えを差し上げます
あなた、今、悩んでいますね。奇妙なカラスがそう言ってきた。そんなあなたに、いいところがありますよ。彼に連れられて辿り着いたのは、『占いレストラン』という不思議な建物だった。
ロビーに並べられた八冊の本。その本には、この世の中で起こるありとあらゆる出来事が記されているという。
占いレストラン (怪談レストラン) [ 怪談レストラン編集委員会 ] 価格:660円 |
気がついたら、自分は見知らぬ場所にいた
昔、山から一人の女の子が下りてきた。彼女は幾つも駅を超えた先の、遠くの村の生まれだという。俺の家族は彼女を彼女の家まで送り届けた。
そんな彼女から手紙が来た。レストランを開いたから、ぜひ食べに来てください、と。
目を離したその瞬間、彼の姿は消えていた『神かくしレストラン』松谷みよ子
神かくしレストラン (怪談レストラン) [ 怪談レストラン編集委員会 ] 価格:660円 |
最後の蝋燭を吹き消した時、何かが起こる
ある時、百物語をしようと言い出した。しかし、百番目の話を話す番になった時、火の玉が現れる。話していた青年以外は逃げ出した。
火の玉は言う。柳の木の下に俺の財産がある。このままにしておくのは悔しくて仕方がない。勇気があるお前にあげるから、俺を供養してくれないか。
最後の蝋燭を消した時、本物の怪異が現れる『百物語レストラン』松谷みよ子
百物語レストラン (怪談レストラン) [ 怪談レストラン編集委員会 ] 価格:660円 |
写真に残された恐怖
チェルノブイリのバスツアーに行った時のことだ。大勢の人が亡くなったその場所で写真を撮った。
現像して驚いた。そこにはあの時、たしかにいなかったはずの籠を抱えた少女が写っていたのだから。
カメラに写されるもうひとつの世界『心霊写真レストラン』松谷みよ子
心霊写真レストラン (怪談レストラン) [ 怪談レストラン編集委員会 ] 価格:660円 |