いざ冒険へ! 異世界ファンタジー8作品まとめ
転生したのは運動も魔法もダメな残念王子! 早川涼子は行きつけのお店に行こうとした途中、事故に遭って人生に幕を下ろす。しかし、彼女はグ...
入館ありがとうございます。ごゆるりとお寛ぎくださいまし。
転生したのは運動も魔法もダメな残念王子! 早川涼子は行きつけのお店に行こうとした途中、事故に遭って人生に幕を下ろす。しかし、彼女はグ...
許さないわ。絶対に。ゼッタイに。ずっと一緒だって言ったのに。ずっと友だちだって言ったのに。 あのうるさいカラスが言ったのよ。お...
私は人間が嫌いだった。彼らの思考回路ほど難解なものはこの世にないからだ。
私はふと気づいてしまった。ここが乙女ゲームの世界だということを。そして、私がその悪役だということを。
『リアデイルの大地にて』は憧れの世界への入り口だった。現実なんて辛いことばかり。けれど、ゲームはそんな現実を忘れさせてくれる。ディスプレイの中にはもうひとりの私がいて、別の世界が広がっている。『リアデイル』のようにこんな世界に行けたらいいのに。
私にとって『蜘蛛ですが、なにか?』はまるで自分と重なるようだった。教室に紛れ込んだ一匹の蜘蛛。逃げることもできず、残酷な運命を待つしかできなかった蜘蛛を、私は助ける。その夜、私は夢を見た。人間に生まれ変わる前の、前世の夢。かつて私が蜘蛛であった頃の夢を。
楠のびる先生の『転生王子と憂いの大国』は私の大好きな作品だった。だからだろうか、事故に遭った私は王子に転生してしまった。けれど、私はハーシェリクみたいな立派な王子にはなれなかった。現実はどこまでも非情で、物語みたいにはいかないのだと知った。
楠のびる先生の『転生王子と黄昏の騎士』には理想の騎士の姿が描かれている。主君に選ばれるのではなく主君を選び、自分の信念の髄まで仕えることができるように。その本から教えてもらったことを信じたおかげで、俺は理想の主君と出会うことができた。