読みたくなる文章の秘密『文芸オタクの私が教えるバズる文章教室』三宅香帆

『文芸オタクが教えるバズる文章教室』は俺に大切なことを思い出させてくれた。文章で生きていくと決めた俺だったが、現実に心を砕かれかけていた。逃げるように家を出た俺は、本屋でその本を見つける。そこには、文章を書く上で、もっとも大切なことが書かれていた。

不思議の国の住人が襲われていくミステリー・ファンタジー『アリス殺し』小林泰三

『アリス殺し』は私が大好きな作品だ。いつものお茶会。帽子屋がその本を持ってきていた。退屈しのぎに、誰が犯人なのか、謎解きしよう。いいわ。存分に語り合いましょう。私は小林泰三先生の大ファンなのだ。盛り上がっていくお茶会は、永遠に終わることはない。

目覚めたのは、200年後のリアデイルだった『リアデイルの大地にて』Ceez

『リアデイルの大地にて』は憧れの世界への入り口だった。現実なんて辛いことばかり。けれど、ゲームはそんな現実を忘れさせてくれる。ディスプレイの中にはもうひとりの私がいて、別の世界が広がっている。『リアデイル』のようにこんな世界に行けたらいいのに。

スキルを育てよう! 蜘蛛子の成長ファンタジー『蜘蛛ですが、なにか?』馬場翁

私にとって『蜘蛛ですが、なにか?』はまるで自分と重なるようだった。教室に紛れ込んだ一匹の蜘蛛。逃げることもできず、残酷な運命を待つしかできなかった蜘蛛を、私は助ける。その夜、私は夢を見た。人間に生まれ変わる前の、前世の夢。かつて私が蜘蛛であった頃の夢を。

最強魔導士の異世界転移ファンタジー『魔導師は平凡を望む』広瀬煉

『魔導師は平凡を望む』は私に新鮮なおもしろさを与えてくれた。小説投稿サイトのランキングには似たような作品ばかりで飽き飽きしていた私は、彼女が見つけたその作品を読んでみる。最初は他のと同じようなテンプレ作品だと思ったけれど、それはどこか違っていた。

二人だけの聖騎士団が魔物との戦いの末に仲間を得るファンタジー『ふたりぼっちの聖騎士団』さき

さき先生の『ふたりぼっちの聖騎士団』は、私にとって学びを得るためのものだった。伝統だから。昔から続けてきたから。みんながやっているから。そんな理由で彼女はいじめられていた。その光景を見て、私は疑問を覚える。その伝統は、本当に正しいのだろうか、と。

ネット小説の教科書『心象エスキル』clamamus

clamamus先生の『心象エスキル』は、私にとっての教科書だった。ネット小説を書いていることが親友にばれてしまったけれど、親友も実は書いていて、しかも私よりもよほど先を行っていた。そんな彼女から『心象エスキル』を教えられて、私は決意を新たにする。

国の悪に立ち向かうTS転生ファンタジー『転生王子と憂いの大国』楠 のびる

楠のびる先生の『転生王子と憂いの大国』は私の大好きな作品だった。だからだろうか、事故に遭った私は王子に転生してしまった。けれど、私はハーシェリクみたいな立派な王子にはなれなかった。現実はどこまでも非情で、物語みたいにはいかないのだと知った。

薬屋の少女が後宮で謎を解き明かす『薬屋のひとりごと』日向夏

日向夏先生の『薬屋のひとりごと』を読んで、私は実験や調合が大好きになった。そのおかげで入学することができた理系の大学で実験漬けの日々を送っていたけれど、極上の容姿を持つ男につきまとわれるようになってしまった。恋愛なんて、私はちっとも興味がないのに。

転生した残念王子と不良騎士のファンタジー『転生王子と黄昏の騎士』楠のびる

楠のびる先生の『転生王子と黄昏の騎士』には理想の騎士の姿が描かれている。主君に選ばれるのではなく主君を選び、自分の信念の髄まで仕えることができるように。その本から教えてもらったことを信じたおかげで、俺は理想の主君と出会うことができた。