先輩たちと過ごすゆるふわな時間『GJ部』新木伸
「この部活は何をするところなんですか?」
入館ありがとうございます。ごゆるりとお寛ぎくださいまし。
「この部活は何をするところなんですか?」
「第十五惑星から来ました。よろしくお願いします」
宇宙人も、未来人も、超能力者も、そんなものは存在しない。誰もがそう言って男を嗤った。
私は真面目な人間だった。言われたことを寸分違わずその通りに、完璧にこなさなければならないと考えていた、杓子定規な人間だった。
がんばらなくちゃ。私はいつもそう思っていた。その言葉通り、私はがんばった。そして、今。私は学校にも通わずに家にひきこもっている。
私は何になりたかったんだっけ。まるでそれは暗い夜道で一人っきりで突っ立っているように。
誰もがその存在を天使だと讃え、その美しい声に涙していました。けれど、私は彼を怪物だと思うのです。
僕は最低な人間だった。いろんな人を傷つけた。だから、誠実であろうと思った。僕が誠実でさえあれば、誰も傷つかないと、そう思っていたのだ。
後味が悪いのに笑いが止まらない 自称天才奇術師の山田は生活苦に苦しんでいた。そこへ姿を現した自称天才物理学教授の上田に言葉巧みに誘わ...
「亡くなった人を蘇らすことは可能だろうか」