慢性疲労を消すには、どうすればいいか『疲れない人の脳』有田秀穂


ああ、疲れた。家に帰った途端、どっと身体の力が抜けて、ベッドの上に倒れ込む。身体の節々が痛く、頭が重い。最近は、ずっとこの調子だった。けれど、また明日も、仕事がある。

 

寝て起きても、身体の重さが消えてくれない。きっと熟睡できていないのだろう。眠れないわけではないが、眠れば必ず不愉快な夢を見た。

 

そのせいか、疲れが日を追うにつれて溜まっていっているような気がする。病気というほどでもないのだ。それがむしろ辛かった。いっそ病気であれば、休む理由にもなろうものを。

 

そんな日々を送りながらも自分を誤魔化しながら仕事をしていたが、とうとう今日、致命的なミスをしてしまったのを機に、「なんとかしなければ」と思うようになった。

 

しかし、眠ろうと思っても眠れない、となれば、休もうといっても、どうすればいいのかわからなかった。とにもかくにも、どうにかして眠らねば。

 

そこで私は図書館へと赴いた。普段は本なんてあまり読まないのだが、難しい本を読めば眠れるだろうと思ったからである。

 

背表紙をぼんやりと眺め、さて何を読めばいいかと考えていたのだけれど、ふと、一冊の本が目に入った。有田秀穂先生の『疲れない人の脳』というタイトルである。

 

サブタイトルで『「慢性疲労」を消す技術』と書かれているのを見て、その本を読んでみることに決めた。それはまさに、私に必要な本であるような気がした。

 

その本によると、慢性疲労は「脳が疲れている」状態であるらしい。その原因は、スマホやパソコンのやり過ぎなのだそうだ。私は仕事でパソコンと向き合うことが多く、慢性疲労になっているのも頷けた。

 

慢性疲労を治すには、「セロトニン」とやらを増やすといいのだそう。それを増やすには「太陽の光」を浴びて、「運動」をすることが必要らしい。

 

私は大の運動嫌いで、日頃は仕事や買い物以外で外に出ることすらない。太陽の光も、眩しいし、暑いし、好きではなかった。だが、それが良くなかったのだろう。

 

「太陽の光が健康に良い」というのは聞いたことがあったし、運動が健康に良いのも言わずもがなだ。しかし、どこか別に不健康だろうと関係がないと、構えてしまっているところがあった。

 

だが、実際にこうして慢性疲労なる状態になってみると、それが決して馬鹿にはならないことを実感した。疲れは頭の回転を鈍らせ、やる気を削ぎ落とし、果ては生きる気力そのものすらも奪っていくのだ。

 

だからこそ、日頃からしっかりと健康を維持するための生活をしていかないといけなかった。身体は資本だと言われる。健康が損なわれると、生活そのものの土台が崩れてしまう。

 

昨今、巷ではコロナウイルスが猛威を振るっており、なかなか外に出にくい社会になっている。人と会う機会も減り、家に引きこもることを引け目に思わなくなってしまった。

 

だが、それではいけないのだと、この本を読んで感じる。コロナを言い訳に部屋にこもり、運動もせず、日の光も浴びず、ネットやスマホに耽溺していると、どんどん身体に疲労が溜まり、気が付けば何をするにもできなくなってしまうのだ。

 

家にいるままでもできることはある。日の光を浴びるにはカーテンを開ければいい。ヨガは家にいるままでもできる。この本は、コロナで家から出られないことも考え、そんな状況にもどうすればいいかをしっかりと教えてくれていた。

 

「疲れ」などと、私は甘く見ていたのだろう。だが、それはあらゆる病気を引き起こす根幹なのだ。だからこそ、日頃から疲労を取り除く活動をしていかなければ、いずれ取り返しのつかないことになるかもしれない。

 

 

毎日の疲れが取れないあなたに

 

日本は「疲労大国」だといわれています。疲労というのは、しっかり休む、つまり、よく眠れば解消できます。しかし、よく眠れない。そして、朝がつらい。体が重い。やる気が湧いてこない……。

 

「慢性疲労症候群」とは、どんな病気なのでしょうか? 簡単にいえば、何が原因かわからないけれど疲れがたまる、あるいは疲れが取れない、というものです。

 

なぜ、「何が原因かわからない」のでしょうか。疲労の原因が体にではなく「脳」にあるからです。これは「脳疲労」と呼ばれます。脳疲労は「大脳」を酷使し続けることによって発生します。

 

現代は、デジタル全盛の時代です。パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器の長時間にわたる使用は、私たち人間の”脳を壊す”ほどの危険性さえ秘めています。

 

では、脳を疲れさせない、または、疲れない脳をつくるには、どうすればいいのでしょうか? その鍵となるのが、「セロトニン」です。

 

セロトニンが不足すると、慢性的な疲労を感じるようになり、イライラしたり、不眠症になったり、果ては、うつ病になったりするケースがあります。

 

そこで私は、セロトニン神経を活性化させ、セロトニンを正常に合成・分泌させる方法とそのメカニズムを詳しく解説します。本書では、それを「セロ活」と呼ぶことにします。

 

「太陽の光」をしっかり浴びて、「リズム運動」をきちんと行う。たったそれだけで「脳疲労」が消えていき、気持ちが安定して、元気が出てくるはずです。

 

積極的にセロトニン、オキシトシン、メラトニンの合成・分泌量を増やす、それこそが、脳を「最高の状態」にして、元気や幸せを手に入れるための、もっとも簡単かつ確実な方法なのです。

 

 

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